2010年10月8日金曜日

◆NHK記者なら幇間になれ!

報道局スポーツの大相撲記者が時津風親方に警察の捜査をリークしましたが、
こんなことはNHK記者にとって「あたりまえ」です。

取材対象の利益=自分の存在意義>倫理

政治部は世論調査を親しい議員に流し、社会部は官僚、検察、警察の手柄になることを手伝うニュース出稿・・・ということもありますし。

そもそもスポーツの記者に「報道倫理」なんて大笑い。
スポーツは異動偏差値を見てもわかるとおりですが、記者の中でも「ダメな人」が多いです。出世の望みも薄く、異動にビクビクするなら、取材対象と仲良しになり、業界の顔役面することくらいしか楽しみはささやかな幸せなのです。
さらにNHKと大相撲は一衣帯水の関係。低視聴率とか関係ないです。だってお金や人的交流でズブズブの関係だから。

相撲の話で言うと、記者もそうだし、スポーツ中継のPDとかも普段から部屋にしょっちゅう出入りしているわけで、そもそも「野球賭博しらねーわけねーだろ!」という疑問にも行き当たります。
「参加してたのだっていたんじゃねーの?」くらいな話で。

そういう中で5300端末は非常に有用ですよね。取材対象の利益を守り、自身の立場を守るためには。

まあこういうスーパー村社会的価値観はNHKで当たり前のもの。このカルチャーを否定すると、たとえば今の日向放送総局長以下の派閥が編成と制作局を支配しているのとかありえません。

来年一月に福地会長が退任するのは確実なので、それに向けていろいろ大変なのですね(笑)

ってことで、この記者を「記者失格烙印」を押さず適当な停職で処分するのかクビにするのかどう出るかでアサヒビールのおっさんの存在意義が問われますね。ダメダメの新聞でも懲戒解雇、免職ものですけどね。でもみんなこれをやっているから生け贄にしずらいでしょう。
インサイダー処分がたった3人で終わったように。
しかし、会見を冷水局長に押しつけて出てこない理事はずるいよねー。

2010年1月31日日曜日

◆入局直後の世界!それが地方局だ!ま、こんな仕事だよ

入局者が最初に配属されるNHKのローカル局。

協会人生の最初の貴重な5年間、人によってはその後もしばらく続くローカル局の仕事、それは時に思考力を奪うあまりに地味な仕事でもあります

主な仕事となるのが平日の夕方6時10分~6時57分まで放送されるローカルニュースですが、これは記者のみならず、PDや管理、事業系など全局一致体制で毎日送るニュース番組です。

NHK佐賀放送局を例にNHKの現役記者の皆さんが進行時間とともにシミュレーションしてくれました。
※数字は各項目の分と秒。大きな数字は全体の経過時間。

ニュースただいま佐賀<新人記者デビュー記念>
・オープニング   ・・・・・1:30
・○×村で78歳の女性が車にはねられ骨折・・・・1:20
・なんとかかんたら展 ・・・・・・1:10
・幼稚園で園児が田植え ・・・・・・1:30(ON20) -5:30
<続いてはスポーツ>
・サガン鳥栖引き分け ・・・・・10:00 
・のど自慢予選会の様子・・・・・・1:30
・ビデオ投稿 ・・・・・・1:00
・管中中継(九州各局リレー)・・・・・・5:00  -23:00
・恐らく佐賀市内や佐賀空港の様子+ダサダサな音楽で1:00
・○年前の事件が明日時効★新人記者解説付き ・・・5:00
・有田焼を担う若者密着 ・・・・・・・5;00
・佐賀牛品評会。後援・船場吉兆 ・・・・・・・1:30
・大河ドラマ展・おかあさんといっしょファミリーコンサートのご案内・・・・45×2=1:30  -37:00
・有明海の魚介類・海苔死滅 ・・・・1:00
・ドロリンピック(有明海・至る所の田圃で) ・・・1:00
・週末イベント情報(吉野ケ里遺跡・嬉野温泉・武雄温泉など)・・・・1:30
・カメラマン5分企画 ムツゴロウの夏 ・・・・5:00
<子供達の話題を3本まとめて>
・歳末助け合い寄付に園児が○○局長を訪問
・NHKを訪れた○○小学校のみなさん
・NHKを訪れた老人クラブの皆さん・・・・1:30 -47:00

※なおこれはあくまでシュミレーションです。
 実際は18:52に天気予報が入るため、この中から落ちる項目が発生します。もちろん晴れ舞台の記者解説が落ちることもあります。
しかしながら、内容については毎日こんな程度のニュースです。地方は平和なので。

さて、これがなぜ全局一致かというと
・記者…ここに出てくるニュース項目を全て取材、記事にします。夜討ち朝駆け、徹夜の末の仕事です。
・アナウンサー…出演してニュース原稿を読むだけでなく、契約キャスターと尺調整のおしゃべりをします
・PD …このニュースの送出、字幕スーパー、またのど自慢やスポーツのVTR制作をします。場合によっては自分でロケ、編集、デスク次第で徹夜業務です。
・カメラマン…全ての項目の撮影をします
・編集…カメラマンが撮影してきた映像の編集をします
・事業…展示会、のど自慢やおかあさんといっしょの運営、小学生やお年寄りの出演を計画します
・編成…東京や拠点局の突発入り中継に対応します
・局長…自局もののニュースに出演してこわばった笑顔を見せます。
・技術…リモコンの空港カメラなどの操作や音楽の音出を確認します
・総務…この陰でタクシー券のチェックをします

こんな感じで様々な職種の人が関わり、支えて毎日の放送が出ます。
のど自慢予選会なんか下手すると3日くらい連続で放送が出ます。
ちなみに、こんな業務が週5日間毎日、最低5年間は続くわけです。
もちろんサービス残業、徹夜、あり得ない上司とのつきあい付きです。

絶望してはいけません。
これが地方の現実であり、受信料営業の重要商品です。